宮城県気仙沼市におじゃましました
管理栄養士 S.S
宮城県気仙沼市に、おじゃましました。
宮城県のユーザ様を担当させていただくのは、今回で2回目です。
東京から気仙沼市のユーザ様の施設まで、片道約4時間半!
今回は販売店の方に一ノ関から車で送っていただき、車中、復興について
お話をうかがいました。
写真の漁船は、東日本大震災で津波によりうち上げられた「第十八共徳丸」です。
重さ330トン、港から750メートルも流され、震災から2年以上経った今も
この場所にあります。
この漁船は、震災や津波による悲惨な体験を風化させないために保存しよう、
という意見がある一方で、被災経験を思い起こさせるため残しておきたくない、
という意見もあり、賛否が分かれているそうです。
また、気仙沼といえば、まぐろ、カツオ、かじき、さんまなどの水揚げが
多いことで有名です。この辺りのラーメン店では、さんまからダシを取ることもあるとか。
漁業の復興については、まだ課題が山積している状況だそうですが、
徐々に水揚げ量も増えて、活気が戻ってきているそうです。
そこで、昼食は、まぐろが美味しいと有名なお店に連れて行っていただきました。
写真の料理は、海鮮丼とまぐろのカマ焼きです。さすがに鮮度抜群!特に、
カマ焼きは東京でも食べますが、肉厚で弾力があり味も濃く、大変美味しかったです。
こちらは、タオル人形です。ユーザ様の施設に飾ってあったものを、
ご厚意でいただきました。
このタオル人形は、集会所や仮設住宅などで、被災者支援活動の一つとして作られて
いるそうです。お年寄りや子供たちと話をしながら人形を作ることで、人との
ふれあいの機会ができることや、人形の売上金の一部が支援金となる場合もある
ことなどから、タオル人形で復興支援を、という動きが広がっているようです。
今回の出張で感じたことは、被災地、被災者として、皆いろいろな想いを
抱きながらも、人への思いやりの気持ちがあり、前向きで、笑顔と人柄があたたかい、
素敵な人たちが多いということ。
私も、こうありたい!そして、またいつかおじゃましたい!と願いながら
帰京しました。